定年ブログ(知恵袋)#264 60代シニアからのメッセージ【現役時代は家を買うな!】

定年ブログ(知恵袋)#264 60代シニアからのメッセージ【現役時代は家を買うな!】

こんにちわ!

私は、60歳で定年退職し、現在フリーランスで働く63歳の一般男性です。

自分の経験をベースに話をさせていただきます。

私の様な昭和の人間にとってマイホームは、人生で一番大きな買い物であると同時で夢でもありました。

そういう私もマンションと戸建の2回家を購入し、現在も戸建に住んでおります。

実際には、定年して定住の地となった現在は良いですが、現役時代は家を購入してしまった事に後悔する事が多かったです。

現実問題として、家を購入した時点で負債を抱えることになります。

リセールで購入時の値段より高く売れるのは、東京などの大都市の駅前、駅近(5分以内)マンションだけです。

家購入の問題点

小さな問題は沢山ありますが、主な大きな問題は5つあります。

大きな負債

購入した瞬間に大きな負債を抱える事になります。

昭和、平成時代の様な終身雇用で退職金でローンの残債を払える時代であればまだ良かったですが、45歳以上はリストラになる可能性のある、そして、企業自体が倒産の恐れのある現在において大きな負債を抱えることは危険です。

私自身は、購入したことで大きな負債を抱え60歳までは会社を辞められないと思いました。

50歳の時、会社を退職することになったのですが、その前後の不安は本当に大きいものでした。

幸い転職できたので良かったのですが、最悪のケースでは家を競売にかける事になり、負債だけ残ることになります。

そうなると人生お先真っ暗、家族が路頭に迷う事になります。

私は、かつて住宅ローンの残金不足で2回ほど引き落としができない事がありました。

その時の銀行の対応にはびっくりしました。

直ぐに入金したから良かったのですが、できない事を考えると怖いです。

仕事の勤務地などに合わせて引っ越しできない

サラリーマンに転勤は付き物。

しかしながら、持ち家だと引っ越しできません。

単身で転勤すれば良いのですが、転勤扱いんの該当しない異動もあります。

私も片道2時間以上掛けて通勤した経験があります。

5年ほど通勤したかと思います。

まだ40前後で体力もある時だったので良かったです。

でも毎日辛かったなぁ。

会社の規定で転勤が、片道2時間30分以上だったからです。

家族構成などの変化に対応できない

家族構成に応じて家のサイズも変化させたいものです。

しかし、持ち家はそれが出来ません。

私のケースでは、最初に3LDKのマンションを購入。

しかし、妻、子供2人の4人家族になり、しかも、子供が小学校に通う頃には家が手狭。

上の子が中学校に通う前に学校が同じエリアの戸建を購入して引っ越しました。

やがて子育てが終わり、子供独立。

今月下旬より2階建4LDKの戸建に妻と2人暮らしになります。

今後足腰が悪くなったら2階は不要になる。

家の木の伐採は?

などなど問題沢山。

でも引っ越しは出来ません。

この時期にリフォームなどせずに2LDKのマンションなど購入して引っ越す人もいますね。

15年ごとにリフォーム費用が発生する

家は購入すれば終わりでない。

マンションにしろ、戸建にしろ、15年ごとにリフォームが発生します。

それなりのお金が必要。(500万〜1,000万以上かと)

全面リフォームだと建て替えと変わらないので、建て替えする人もいます。

収入の少ない60歳過ぎの住宅ローンは厳しい!

金銭的な損失を負う

購入前の登記費用や住宅ローン金利、固定資産税、リフォーム費用など家の価格以外に沢山の費用が必要です。

住宅ローンだけでも、4,000万円で購入して金利1%、10年後位に2%になった場合、35年払いだとすると約1,200万円利息を払う事になります。

家を購入して良いケース

現役時代に家を購入して良いのは、定住の地が決まっているケースのみ。

それでも私は、定年間際まで購入しないと思います。

なぜなら色々と状況は変わることもあるので。

最悪離婚とか。

一番良い方法(提案)

定住の地、家族構成も落ち着いた定年前後に現金で購入することがおすすめです。

上での問題が全て解決するからです。

リフォームは必要になるが、家のサイズが小さいので費用も抑えられます。

まとめ

人生で一番大きな買い物、家の購入は負債を抱えて良いことはありません。

状況の変化に対応してリセールできる物件は良いかと思いますが、大都市の駅前マンションなど、そもそも億ションで購入できませんよね。

なので、家の購入は定年間際に現金で購入することをおすすめします。

今日は、ここまで。

動画配信も予定しています。

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