終身雇用崩壊!これからの生き方

終身雇用崩壊!これからの生き方

終身雇用崩壊!

日本の高度成長を支えてきた『終身雇用』が終焉を迎えています。

2019年4月経団連の中西会長、5月トヨタ自動車の豊田社長が終身雇用を維持できない局面に来ていると言及されました。

2019年には黒字でありながら、キリン、味の素と言った大手企業が今後の会社の将来の事を考慮し45歳以上の早期退職を公募しましました。

2020年2月から始まったコロナ禍の影響でこの傾向はますます拡大すると予測されます。

終身雇用が終焉を迎える中、どのように生き抜く事がベストかお話していこうと思います。

終身雇用とは?

戦後に普及し日本の高度経済成長を支えてきた雇用制度で一般的に新卒採用から定年まで雇用を守る『メンバーシップ型』の雇用制度です。

今では日本の大手から中小企業までほどんどの企業をこの制度を採用しています。

メリットとしては、大きな企業に入社すれば定年まで安心して生活できる切符を手に入れたも同然です。

結婚して家を購入して子供を良い大学に入学させる。

定年まで働き退職後は年金での悠々自適な生活を送る。

人生のロードマップが簡単に描けます。

従って、親は子供を良い学校に入れて良い大手企業に入社させようとする傾向が長く続いて来ました。

デメリットとしては、新卒で総合職として入社することが一般的です。

3-4年ごとに色々な部署に異動してマルチスを身に付けて行きます。

いわゆるスペシャリストでなくマルチプレーヤーです。

色々な知識を浅く広く身に付けて社内で課長、部長、役員と出世をして行きます。

高度成長期は良かったのですが、昨今特にコロナ禍では業績が不振になり固定費削減のためリストラを実施する企業が増加傾向です。

表向きには45歳以上の早期募集という形のリストラを取る事が非常に多いです。

つい先日では、アパレル大手のワールドが358店舗閉鎖、40歳以上200名募集の記事が出ていましした。

40歳以上のスぺシャリスト以外ですと、転職の際の武器がありません。

大手企業で部長していましたでは通用しないのが悲しいですが現実です。

 

今までの働き方

『メンバーシップ型』である終身雇用が日系企業での働き方でした。

つまり、新卒で入社し定年まで同じ会社に35年-40年働き続ける形です。

人事評価も非常に曖昧な評価で給与も昇進も年功序列で決まって行く事が多かったです。

最近では成果主義の人事評価を取り入れて来てますが、実際にはまだまだ年功序列型と言って良いでしょう。

終身雇用崩壊による影響

今後予測される雇用の変化として、『メンバーシップ型』から『ジョブ型』雇用になって行くでしょう。

『ジョブ型』とは、ジョブディスクリプション(業務詳細)を明確にして完全な成果物での評価をする制度です。

残業をし会社に長くいれば評価が上がる時代ではなくなります。

コロナ禍でますます加速することになるでしょう。

結果、年功序列型賃金体制は崩壊し、残念ながら40-50歳代にとっては厳しい時期を向かる事になります。

今年は、秋口以降早期退職という名のリストラがどんどん加速し失業者も増加するでしょう。

早期退職、リストラ、失業

2020年上半期(1-6月)の早期退職募集は41社、レオパレス21 1,000名、ファミリーマート 800名、ノーリツ 600名と続きます。

早期退職者募集の基準はおおむね45歳以上が多いです。

私自身、早期退職の面接官を前社と現在の会社で経験済のため良く分かりますが、退職勧奨に近い募集です。

もちろん退職金の上乗せと就職支援のサポートはありますが、45歳以上の転職は非常に厳しです。

失業するとどうなるか?もちろん退職金があり、失業給付金で最低限の生活は保障されますが、年齢的に住宅ローンの支払い、子供の学費の支払いと生活は非常に厳しい事が予測されます。

転職出来たとしても年収ダウンは覚悟する必要があります。

終身雇用終焉後の生き方おすすめ

スペシャリスト以外の転職は非常に厳しいものがあります。

転職難民にならないためにも自分だけの強み、自分磨きに若いうちから力を注いで行きましょう。

やはりこれからは、IT関連(プログラミング、WEBデザイン、マーケティング等)が圧倒的に転職、企業、会社に残るにせよ大変優位です。

今更遅いと言う人はどうすれば良いでしょうか?

一つは、社内で生き残るべく最大限の努力をする。

割り切って会社にしがみ付く事も評価を意識しなくなれば気楽かも知れません。

もちろん出世コースに乗れればそれは大変良い事でしょう。

2つ目は、転職と起業ですが年齢的に遅いという事はありません。

しかし、例えばIT系であれば競争相手は20-30代です。

相当な覚悟を持ってスキル習得の勉強を継続し決して諦めない覚悟で臨むようにしましょう!

現在、私もリタイア後にやることをノートに書きだしたら全部で9個ありました。

1-2年後の起業を目指し、日々勉強とどうすれば実現できるかを調査研究、準備をしています。

もう既に2つは準備運動を開始しました。

みなさん、一緒に頑張りましょう!

では、また次のブログでお会いしましょう!