2021年卒、就活はほどほどに!

コロナ19(新ウィルス感染)の拡大により21年度卒、大学生の就職活動は戦々恐々としているようです。
私は、大手航空関連企業に勤務するサラリーマンで過去3年程就活の2次面接官を実施してきました。
そんな経験を踏まえて就活はほどほどで良いと思っています。
現在の大手企業の状況も踏まえてご説明します。
就活とは
就活とは就職活動の略称であり、主に大学生・大学院生が卒業前に企業から内定をもらうためにおこなう活動を指します。
もちろん大学生・大学院生だけではなく、高校生や専門学生が就職するためにおこなう行動も就活と呼びます。
21年卒の就活状況
8月現在の内定率は、81.2%でありここ数年と比較すると10%ほど低い数字になってます。
また、大手企業の新卒採用の取りやめや人数削減、コロナ禍による対面での面接の不可等で例年になく厳しい状況となっています。
人気企業
例年とほとんど変わり映えなく大手保険、商社、メーカー、航空関連に人気が集まっています。
名の知れた超大手企業です。
業種別では電力、ガス等の公共事業が人気のようです。
就活当初は、仕事内容より知名度、安定度で選ぶ傾向が強く見受けられます。
今後、就活はほどほどで良い
一般的、良い大学に入学し大手企業に入社すれば人生安泰。
このレールに乗るべく就活に一生懸命取り組んでいるかと思います。
就活自体は、今後の人生においても大変良い経験になるかと思いますが、これ全てでないと言う事です。
就活で希望の大手企業の内定を取れていなくてもそんなに気にする必要はありません。
就活はほどほどで良いと思ってます。
その理由を説明します。
入社3年以内の離職
厚生同労働省の調査によると新卒者3年以内の離職率
- 大学 32.0%
- 高校 39.2%
当社では上記以上の離職率、特に優秀な人材ほど離職するケースが高いです。
45歳で早期リストラ
最近では、黒字リストラ、今後はコロナ禍による早期退職募集と言う名のリストラが増加する傾向です。
現在、ほとんどの大手企業でさえ終身雇用は難しくメンバーシップ雇用からジョブ型雇用に変化してきております。
つまり、45歳定年を頭の隅に入れて入社する必要があります。
厳しい転職
もちろんコロナ禍による経済悪化もありますが、そもそもAI、5G等の発展拡大により現在の企業における従業員の人数は多すぎます。
また、大手企業は今まで終身雇用をベースに社内スペシャリストを養成してきた傾向があります。
総合職と言う職種で3-5年ごとに色々な部署を異動して浅く広い知識と経験を身に付けます。
社内にいる間は問題ありませんが、いざ45歳でリストラされた場合、専門スキルがないため転職は非常に厳しいというのが現実です。
おすすめ就活企業
仮に現在内定が取れていない状況であれば下記2点も就活の候補として活動する事をお勧めします。
外資系企業
ジョブ型雇用であり、基本的に本人の希望がない限り他の職種に人事異動することはありません。
給与も日系企業より1.5倍程度は多く、働き方も成果主義のため日系企業のような細かい就業ルールはありません。
成果を出せば働き方は社員に一存されています。
もともと終身雇用を目的に入社する訳でなく給与と職種目的で仕事をしていますので他に良い条件の企業があれば転職する人も多いです。
また、人事異動がなく一つ職種で働くため個のスキルが身に付き転職、起業する際には有利に働きます。
IT関連スタートアップ企業
現在は、AIの発展拡大、そしてコロナ禍により働き方、企業の集客、販売方法とありとあらゆるものがIT化されてきております。
今後の企業経営には、DX(デジタルトランスフォーメーション)化が必須となって行くでしょう。
また、終身雇用が終わりを迎えた現在においてはITスキルを身に付けておくことが転職、企業にも有利に働くことは間違いありません。
まとめ
コロナ禍におい手経済悪化している現状では希望の企業より内定を得る事は困難なでしょう!
しかし、終身雇用も終わりを迎えAI化が進む現状において大手企業が働く事が決して良い訳ではありまえせん。
新卒で入社して45歳で退職が余儀なくされる時代です。
今の安定より将来の事を考えれば外資系企業、ITスタートアップ企業で個のスキルを身に付けやりたい仕事に転職する、起業する事の方が良いと思います。
もちろん、企業に勤める事は人生において良い経験になる事は間違いありません。
しかし、大手企業で働く事だけが勝ち組でないと言う事です。
企業名で就活する事なく自分のやりたい職種で就活するのも良いかと思います。
私自身も就活はせずにキャリア採用(中途採用)で外資系企業に入社し最終的には営業責任者となり年収では1,500万ほどになりました。
その後、営業強化と言うことでお誘いを受け転職して、現在大手航空関連企業に勤務しています。
と言う事で就活はほどほどで良いと思います。
では、また次のブログでお会いしましょう!
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