現在放送中のTBS系ドラマ『半沢直樹』~ちょっとありえない!

TBS系日曜ドラマ『半沢直樹』第一弾と現在続編を楽しく視聴していますが、私のサラリーマン35年間の経験からするとちょっとありえないかな?

率直な感想です。
とても前向きで熱く異常なほどの正義感と行動力が見ていて清々し気持ちになります。
私の経験を含めて『半沢直樹』はありえるのか?ありえないのか?

説明します。
現代版正義ドラマ?
道理から外れた人、悪者を懲らしめると言う意味では、昭和の時代劇『水戸校門』『遠山の金さん』『桃太郎侍』、アニメで言えば『アンパンマン』でしようか?
人は悪者を懲らしめるのを見る事に快感を覚えるのでしょう。
では、サラリーマンの世界に実際このような事は実在するのでしょうか?
実際には、トラップを仕掛けるやつとかいます。
大手企業の中で部長、特に役員まで登り詰めるのは一握りの人です。
当然出世を狙っている人はいる訳で、出世したい人はライバルを蹴落とす必要があるためです。
人は争うことは好みませんし、特に相手がポジションの上の人なら尚更です。
サラリーマンは大手企業に行けば行くほど縦社会なのでポジションが下の者が上の人に反抗することは現実的ではありません。
左遷、降格覚悟で臨む必要があります。
つまりそこまで覚悟を決めて行動する人はいません。
もちろん心の中では思っていてもなかな行動に移せないのが現状です。
半沢直樹が本当に会社に存在したらどうなる?
毎日ハラハラどきどきでとても楽しいサラリーマン生活になると思います。
考えてみて下さい、自分自身がドラマに共演している様な事だし、いつも心に思っていたりする悪者を退治してくれるのだから心が晴々とするでしょう!
しかしながら、現実は厳しいでしょうね。
ドラマでも子会社に出向になりましたが、実際にはもっと地方とか仕事の無い会社への出向になるでしょう。本社と関わりのある子会社の出向では収まりません。
そして2度と本社には戻れないでしょう!
サラリーマンの半沢直樹へのあこがれ
サラリーマンは心で思っていてもリスクを考えると行動には移せません。
だからせめてドラマの中に自分を置くのでしょう?そして、日ごろのストレス、うっぷんをドラマのなかで解消するのでしょう?
半沢直樹は、なれないサラリーマンのあこがれだと思います。
最近では、サッカーの久保建英であり、野球の大谷翔平にあこがれる子供達と同じように。
サラリーマンを続けるなら半沢直樹になるな!
定年まで会社に残る事を希望するなら半沢直樹になる事を諦めて下さい。
出る釘は必ず打たれます。一番良い方法は、目立たず騒がずです。
ある程度のポジションでよそ見をせずに自分の与えられた仕事をきちんとこなして行けばそれで良いです。
私も大手外資系企業の時、少し目立ち過ぎた事もあり、2年間位サラリーマンとして厳しい時期がありました。
何をやっても評価されず厳しい厳しい評価が続きました。

毎日がつまらなく日曜日の夜はサザエさん症候群になってました。
半沢直樹になるなら退職、起業の準備を!
では、半沢直樹のような行動を取りたいと思うなら、いづれ退職になる事を覚悟で進めて下さい。会社にとって最終的にマイナスでなくプラスても騒ぎを起こす人間はあまり評価されません。

つまり、企業は全てサラリーマンの集合体でありどの役職であろうと自分の身を守る必要があるので冒険は起こしません。
これが現実です。
従って、半沢直樹のように行動したいなら最後は退職して転職するか?
起業する準備もして望む事をお勧めします。
では、また次にブログでお会いしましょう!
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